10月10日は何の日?
以前Instagramで投稿した「10月10日は何の日?」について
この記事ではさらに詳しく紹介します^^
なぜ『マグロの日』『釣りの日』?
日本鰹鮪協同組合連合会が
昭和61年(1986年)に
万葉集で詠われた山部赤人の歌にちなみ、
マグロ消費拡大を願って
「マグロの日」
全日本釣り団体協議会と日本釣振興会が
昭和52年(1977年)に
とと(魚)の語呂合わせから
「釣りの日」
1200年以上前のマグロ釣り
「万葉集」で山部赤人によって
マグロの釣り漁のことが詠まれた歌があります。
やすみしし、吾が大君の、神ながら、高知らせる、印南野の、邑美の原の、あらたへの、藤井の浦に、鮪釣ると、海人舟騒ぎ、塩焼くと、人ぞさはにある、浦をよみ、うべも釣りはす、浜をよみ、うべも塩焼く、あり通ひ、めさくもしるし、清き白浜
万葉集 第6巻 938番歌 https://manyoshu-japan.com/12640/
この漁師のマグロ捕獲法も釣りでした🎣
赤人がこのマグロ釣りの光景を見たのが
奈良時代の神亀3年(726年)10月10日。
場所は播磨灘。
縄文時代の貝塚からもマグロの骨が出てくるほど
昔から日本人はマグロの美味しさに魅了されていたのですね^^
当時と今の釣り道具比較
1200年以上前と今の私達の釣り道具と比較してみると…
【フック】
昔:針9cm(三寸)
今:#1/0, #2/0,#3/0,15号前後など、
ルアーや仕掛けによって様々
【ライン】
昔:麻の繊維をねじって作った丈夫な細縄を180mほど(苧縄)
今:ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインなど
【リーダー】
昔:ハリス部分から釣糸の苧縄にかけて鉤口から1.8mほど
さらに苧縄できっちりぐるぐる巻き付ける(鼠尾)
今:道糸とリーダーラインを結ぶ(ノット)
【リーリング】
昔:苧縄をたぐりよせて桶へ
今:ラインをリールで巻く
【仕掛け】
昔:鰹の腸 など
今:ルアー、キャスティング、泳がせ、コマセなど
あくまでも昔のマグロ釣りは、現代の様なゲームフィッシングとしての要素はほとんどなく
食料確保のための漁師による漁獲法ではありました。
しかしこの様に元を辿ると、釣り自体の形態は変わらず、道具が進化してきたことが分かります。
1200年以上前から釣り自体のスタイルが受け継がれてきていると思うと
昔の知恵って本当にすごくて興味深いですね😚
これから100年、1000年後の釣りが果たしてどうなっているかも楽しみですね♪
最後に
私たち日本人が大好きなマグロ。
今や世界で刺身としても人気を集めブームとなっているマグロ。
マグロ族には7種(クロマグロ・ミナミマグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ・コシナガ・タイセイヨウマグロ)いますが、
多くの種が資源枯渇の危機にあります。
魚を釣って楽しみながらも、リリースしやすい様に
魚にも人にも負担の少ないバーブレスフック(カエシのついていない針)を使用するなど、
できる範囲で少しずつ工夫をして
これからの未来へもマグロをバトンタッチしていきたいですね✨
人に優しく、魚に優しく、海に優しく♪
最後までご覧いただきありがとうございました(^^)
コメント
マグロの日かぁ…
あやみんが手掛けてる宇宙まぐろプロジェクトが成功すれば絶滅の危機を救うことに繋がるだろうから、やりがいがあるね(´ー`)
プロジェクトの成功を心から願ってるし、応援してるよ
でも無理しすぎて倒れないでね?
そうなんです♪
宇宙マグロプロジェクトは、様々な面で期待できることもあり夢があります(^o^)
ありがとうございます☺️!!