魚の視力はどのように測定されているのか

水産学
視力測定

この記事を読んでくださっている皆さん、
視力測定は勿論したことがありますよね👀

私たちが一般的に行っている視力検査といえばこれ!!

ランドル環(Cマーク)の向きを答えたり、
日本ではひらがなやカタカナ、外国ではアルファベットを用いられたりもします。

この視力表から5m離れて測定を行います。
ランドル環のサイズは
高さ7.5mm、文字の太さ1.5mm、文字の切れ目部分の幅1.5mm。

5m離れたところからランドル環の向きが確認できれば視力1.0となります。(視覚1分に相当)
ランドル環の大きさは、
視力0.5:1.0用の2倍
視力0.2:1.0用の5倍
視力0.1:1.0用の10倍(視力表の1番上)
です。
          〔視力=1/視覚(分)

とまぁ人間の視力はこのような基準で測定されます。

では魚も水中でこの測定をしているのか???

答えは半分ぐらいはYES‼️
完全にNOとは言い切れません。

では気になる魚の視力測定方法をお教えしちゃいましょうψ(`∇´)ψ

魚の視力検査方法

実験・研究で行われている魚の視力測定方法は
大きく分けて2つあります。
「学習実験法」と「視細胞の顕微鏡観察法」です。

◆学習実験法
まず魚に縦縞模様と横縞模様を識別することを学習させます。

例えば、たて模様にはエサがあり、よこ模様にはエサがないという環境を作ります。
たて模様を見せるとエサがあると思い近づき、
よこ模様を見せるとエサがないと分かっているので来ない
というふうに識別学習させます。
するとエサのあるたて模様を認識できたら、たて模様に近づくようになります。
このたて模様の2本の線の間隔を広くしていけば、2本と認識して近づき、
だんだん狭くしていき、線が融合して1本に見えれば来なくなります。

この時の2本の線の間隔が眼に対して成す角度を最小分解角といい、
分の単位で示した最小分解角の逆数を視力とします。
(先程の人の視力の求め方に近しい)

視力がいいほど、物の形が正確に見えることを表します。

この方法のメリットは、
明るさを変えて実験することもできるので、
実際の海中の明るさの視力も測ることができます。

ちなみに、魚にそのような学習をさせることは可能なのか?
と疑問を抱く方もいらっしゃると思います。
こちらは魚種にはよりますが、恐らく魚は我々人間が思っているほどバカじゃないです。
ちゃんと記憶したり学習する魚もたくさんいます(๑• v •๑)✨

◆視細胞の顕微鏡観察法

では先程の学習実験法には適していない魚種などはどうするのか。


この視細胞の顕微鏡観察法は、十分明るい環境下でのみ行えます。
視力は環境の明るさで変化するので、海中の深く薄暗い層では視力は低下します。

こちらの記事魚の視力 第一弾で記載した
魚の視力一覧の数値は、主にこの方法により測定されたものです。
(明るい環境下での視力。環境が暗くなるとこの数値よりも視力は低下する。)

眼において、
視軸の方向(魚類では真っ直ぐ前方、上前方向、下前方向の主に3種)
を見るための網膜部位は、視細胞の密度が高くなっていて
細かいものを見るために都合が良くなっています。
この部位をエリアと呼び、視細胞の大きさは網膜部位によって異なるので
このエリアの視細胞を調べます。

方法としては、網膜組織のプレパラート標本を作って顕微鏡下で視細胞の大きさを測ります。

そして計算式に当てはめた結果の数値が視力となります。
(視力:視細胞の密度から計算)
魚の視力一覧はこちら💁‍♀️ 【魚の視力 第一弾

傾向としては、
大型表層魚(カツオ、マグロ、カジキなど):0.3-0.6弱
沿岸魚(カサゴ、マアジ、マダイ、ブリなど):0.1弱-0.2弱
深海性魚(ソコマトウダイ、チカメキントキなど):0.1弱-0.2弱
淡水魚(ブルーギル、オオクチバスなど):0.1弱-0.2弱
のように、
回遊する大型魚が比較的視力が良いという結果が出ています。

イカ・タコの目の構造は魚とかなり異なっていて、
感桿という視細胞の密度とレンズの焦点距離から求めると
なんと0.89…‼️
コウイカの網膜の感桿分布から、
鉛直方向より水平方向の動きの方が良く見えている
ということがわかりました。

だからエギを動かす時、イカが近づいてきたら
エギを抱かせるためには同じレンジでキープし平行移動させ、
バレたり飽きられそうになったら
一旦上下にアクションして追わせたりするのですね(*゚ー゚*)💡

なんでそうゆう誘いをするのか疑問に思っていたので
これ知った時、めっちゃなるほどと思いました😹✨

まとめ

ちょっと難しい表現が多かったかもしれません。
ざっくりまとめると、魚の視力は
2本の線で視力検査
視細胞を観察
といったところでしょうか。

魚の視力について第2弾でした🐟
視力シリーズまだまだ続きますので、今後もお楽しみに(。•̀ω-)و✨

ayami

釣りが好き、海が好き、そしてサメが好き!

▶︎現在
釣り番組「ルアルアチャンネル」リポーター
「つり具のブンブン」イメージガール
「TWEED DRESS」撮影モデル
その他アパレルカタログ 撮影モデル
▶︎経歴
KINDAI GIRLS 2期生
ミス近畿大学2017 準グランプリ
ミスオブミス2018 ファイナリスト
▶︎TV•CM出演歴
2018.1.30 ごぶごぶ
2018.6.24 林先生の初耳学「初耳ピーポー」
2018.7 セレッソ大阪PV「セレッソ映えデー!」
ビーバップ!ハイヒール
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など

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魚と釣りと時々料理

コメント

  1. 米山 修飛 より:

    釣りが好きなのでこう言う分野の
    話はとても興味があります^ – ^

    次の投稿も楽しみにしてます!!

  2. U より:

    思ってた以上に大型回遊魚の目が見えてないことにビックリ、ルアーの細かい模様とか見えてないのかも?
    人間みたいに遺伝、環境因子によって視力の個体差はあるんだろうか…、そもそも水晶体の役割を果たすのがあるのだろうか…
    身近な生物だけど知らないことが多いなぁ

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