魚界にもマッチョがいる!?
みなさん、筋トレは好きですか?
私は大物を釣るために定期的にジムへも行って筋トレをしています💪
健康ブームのいま、様々な肉体改造トレーニングがありますよねᕦ(ò_óˇ)ᕤ
では魚界はどうでしょうか?
自主的に筋トレしていてマッチョで身質が引きしまった魚がいたり、
おやつが大好きでたくさん食べてぽっちゃり脂の乗った魚がいたり、
なんだか魚も趣味を持っていて起こり得そうな気はしませんか?😂(私だけかな…?笑)
冗談はさておき、実はマッチョで筋肉質な魚がいるんです…‼️
果たしてその魚とは一体…!?
噂のマッチョな魚
さぁそのマッチョな魚をご紹介しましょう🐟‼️
マッスルマダイさーーーん!!
めっちゃムキムキでしょ?笑
(これでも結構頑張って描きました😂💪)
ではさっそく、マッスルマダイの解説に移ろうと思います( ˙꒳ ˙)
マッスルマダイ(肉厚マダイ)
名前の通り、筋肉質なマダイ🐟💪
今はマッスルマダイから名前が改変され、
肉厚マダイとなっています。
養殖マダイの1種ですが、
ゲノム編集によって、筋肉の増加を抑制する”ミオスタチン”という遺伝士を切り取って
筋肉量(身)を増加させています。
ではなぜこのようなマダイが誕生したのか…
マダイは頭が大きく骨が太いため
1匹の魚体重に占める可食部(食べられる部位)の割合が4割程度と少なく
ブリはそれが6割以上あります。
なのでマダイは加工した場合のコストが高くなるという欠点があり、
可食部の割合を増やすために研究・開発されています。
近大のマッスルマダイは
狙った特定の遺伝子のみを改変できる画期的な「ゲノム編集」
(2012年に報告されたゲノム編集ツール“CRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)”)
によって行われています。
また、アレルゲン(異質なタンパク質がアレルギーを引き起こす物質)が生じない系統のマダイを養殖用としているので、
世に送り出せるレベルで安全な食品といえます。
ちなみにゲノム編集は、遺伝子組み換えとはまた異なる手法です。
遺伝子組み換え:特定の遺伝子のみを「組み込む」技術
ゲノム編集:特定の遺伝子のみを「編集する」技術
ゲノム編集による結果は、自然界でも起こりうることなので
摂食した人の健康や環境への悪影響も少なく、
短期間で品種確立が可能となるので、
生産者や消費者にとっても利益を得られます。
マッスルマダイについて、2020.1.1 放送の
ルアルアチャンネル“あやみんのナルホド水産学”でも
紹介させていただいています(*˙˘˙*)ஐ
渋い中でもマダイが釣れるタイラバテクニックが分かる回となっているので
よければあわせてご覧ください(*゚▽゚)ノ
気になるマッスルマダイの姿はこちらの朝日新聞DIGITALの動画で見れます✨
パンプアップしてるのか!?
というほどのムキムキ感ありますよね(*゚▽゚*)
筋肉量(身)は通常マダイの1.2〜2倍ほどです。
肝心の味はというと、食感は柔らかくて天然にも引けを取らない美味しさみたいです✨
特にカルパッチョや鯛めしにするのが最高に美味しいとのことです₍₍(∩´ ᵕ `∩)⁾⁾
ちなみに天然マダイの通常の成長速度は以下の通りです。
1歳:15〜18cm
2歳:23〜25cm
3歳:約30cm
4歳:約40cm
10歳:約60cm
30歳頃〜:約100cm〜
(マダイの生態や見分け方についてはこちら💁♀️
『 マダイの生態 』)
その他ゲノム編集食品
トラフグ:成長が早い、肉付きが良い、肝臓が無毒
ジャガイモ:毒が無い
トマト:血圧を下げる
etc…
まとめ
いま世界人口増加している中、近い将来世界的なタンパク質不足が起こると言われています。
タンパク質が豊富に含まれている魚。
周囲を海に囲まれた日本では、水産物の生産量を高めるべきともいえます。
しかしながら近年の気候変動によって、
魚類の生態系や回遊ルートをは変化しており、
漁獲量にも大きな影響を与えています。
また、2015年9月に国連サミットで採択された
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成に近づくためにも
このような養殖魚は欠かせない存在になっていくと思います。
だからこそ、今後も天然魚についてだけでなく
養殖の実態・現状も皆さんに伝えていけたらなと思います( ¨̮ )
コメント
為になりマッスル‼️ なんちゃって(笑)
魚たちも色々改良されているんですね。