サメの意外な事実

２０２０年 FIRST FISH 🐟

トップバッターは、魚類の中で１番大好きなサメについて🦈

皆さんにとって『サメ』は、どんなイメージですか？
ジョーズを代表とし、今や数々のサメ映画が存在していますが
サメが人を襲うタイプが比較的多いですよね…🦈⚡️
いつからかサメは”人喰い“とか”凶暴“とか、そんなイメージが
世間では強いと思います。

でも実はそんなことないのです！！！

サメは509種以上存在するのですが、凶暴なタイプはこのうちわずか１割。
水族館のタッチプールにサメもいるぐらい、
９割のサメは、”温厚“だったり”臆病“だったりするんです…🦈

それだけではなく、サメは多くの種が絶滅の危機に瀕しています。
恐らく皆さんが思っている以上に、サメのイメージと現実にギャップがあるはずです。
今回は少しでも、今までの”凶暴なサメ“から”穏やかなサメ“のイメージに変わればなと思います🦈♡

え、絶滅危惧種？？

導入の方でチラッと、”サメ”　”絶滅”　”危機”
のワードを述べましたが、本当なんです…

IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト(絶滅の危機のある生物種のリスト)において
７４種のサメが絶滅の危機にあると評価されています。
５０９種のうちの７４種も。

ではなぜこんなにも多くの種が絶滅の危機にあるのか…
・漁業被害対策としてのサメ駆除
・混獲
・ゲームフィッシング
・フィニング
など…
凶暴なイメージから、サメをやっつけようとする背景も少なからずあります。
要因は様々ですが、それらの積み重ねで個体数が減少しました。

ちなみにフィニング（finning）とは、
フカヒレをとることを目的とし
サメのヒレだけを切り取り、あとは魚体ごと海へ捨ててしまうといったものです。

サメが減るとどうなるの？

サメ類は世界中の海に広く分布し、
海の生態系ピラミットのトップにいます。
海洋生態系の頂点に位置するということは、
元より個体数は少なく、またサメの成長は遅く、産卵数も少ない。
トップであるサメの個体数が減ることによって、
生態系が大きく乱れていく可能性が高くなります。

例えば、
サメ減→マグロ増→アジ・イワシ・イカ減→…
のように食物連鎖の関係からも、
サメが減ることで次々と他生物へも影響していくことが考えられます。

サメの危険度は？

攻撃性があったり、好奇心が旺盛で活発なサメは
５０９種の内わずか１割程度です。
被害件数が中でも多く、活発なのは
ホホジロザメ、イタチザメ 、オオメジロザメなどが挙げられます。

では実際にサメによる被害はどのくらい起こっているのか？
International Shark Attack File (ISAF)
日本語だと”国際サメ被害目録”と訳されたりしますが、
ISAFに国際的なサメによる被害情報のデータベースが掲載されているので
興味のある方は覗いてみてください🦈

世界で最も人間を殺している動物ランキング

ジョーズをはじめとするサメ映画界では、サメが多くの人を殺しています。
でもこれは映画の中でのフィクションのお話。
温厚なサメが種のうち９割なんです。
人間が何もしない限り、基本的には人間を攻撃することはほぼありません。
逆に怯えてサメが逃げていくか、無関心で何もしないか、そんなところです。

◆The Deadliest Animal in the World （GatesNotes）
◆World’s deadliest animals ranked by number of humans killed（THE Sun）
などの記事によると
人間を殺す生物についてこのようなランキングが出ています。

　生き物　　　　人数（年間平均）
１.蚊　　　　　　　750,000
２.人間　　　　　　440,000
３.ヘビ　　　　　　100,000
４.犬　　　　　　　35,000
５.カタツムリ　　　20,000
６.サシガメ　　　　12,000
７.ツェツェバエ　　10,000
８.回虫　　　　　　10,000
９.ワニ　　　　　　4,500
１０.サナダムシ　　1,000
１１.カバ　　　　　500
１２.ゾウ　　　　　500
１３.ライオン　　　22
１４.オオカミ　　　10
１５.サメ　　　　　6

人喰いザメと呼ばれるサメも、
人間や蚊の１日あたりの殺害人数に対して１世紀分も満たしません。

全然人喰いちゃうやん！！！

はい、まさにその通りです。🦈

“でんでんむしむしかたつむり〜”
で親しみのある、あのカタツムリの方がよっぽどヤバイ…🐌⚡️

今やみんなのアイドル、サメ！

皆さん水族館へは行かれますか？

沢山水槽がある中で、いるとやっぱり１番目を引くのは
ジンベエザメかと思います。
サイズも大きいから、水族館の中で１番大きな水槽にいるし、存在感は抜群。
ジンベエザメもサメ。
でも歯を使って噛み捕食するタイプではなく、
プランクトンや小魚を、海水ごと吸い込み、
エラの内部にある鰓耙（さいは）という器官でエサをこして、
エラ孔から不要な海水などを出します。
顔もゆる〜い可愛らしい面で癒されたり、
また、捕食時に直立になったりもするので
さらに見応えもありますよねヾ(´︶`♡)ﾉ

そして流行りの触れるタッチプールでも、
サメが泳いでいます🦈
そして撫でたり触ったりして、サメ肌を実感できます。
ネコザメ、イヌザメ、ナヌカザメなど、
水族館によって色んな種類のサメと触れ合えます。

さらに水槽のそこの方で、あんた、いつ見ても寝てるやん！！
て思わずツッコミそうになる
ネムリブカ、トラフザメ、オオセたちも。

もちろん気持ちよさそうに泳いでいるサメも多数います。
と同時に大人しくてのほほんとした穏やかなサメもたくさん。

種類も豊富だから、サメだけでも見所は満載(ㅅ´ ˘ `)

もはや海のアイドルです🦈💕

まとめ

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
実は私、サメが大好きなんです🦈❤︎
特に今１番好きな種は、イタチザメです(((っ･ω･)っ♡

水族館へ行くと３時間は余裕で滞在します🐟
そしてサメ水槽を隅々までチェックします🦈
よ〜く観察していると、卵を生む瞬間とか、
生みたての卵を別のサメに目の前で食べられる光景、
きっと片思いなオスがひたすらメスを追いかけていたり、
色んなシーンが見れちゃいます😂

きっとこの記事を読む前の
はじめに皆さんが抱いていたサメに対するイメージも
変わっていることでしょう🦈

是非皆さんも、推しザメを探してみてください٩(ˊᗜˋ*)و